kugi's notebook

やったこと、思ったことなどつらつらと書きます

ハッカソンを主催してみた話

はじめに

卒業するまでにやりたかったことの一つであるハッカソンの主催をCammelで行ったので今回はその話をします。

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CammelデザイナーのDaigoくん作ハッカソンロゴ

HU hackathon オンラインハッカソン 2020 - connpass

そもそもなぜ主催??

私の初参加ハッカソンは昨年6月頃です。 connpassを使うようになって偶然見つけた「広島エンジニアハッカソン」が私の初ハッカソンでした。

広島エンジニアハッカソン Vol.1 - connpass

ちょうどCammelでの開発が始まりアウトプットを意識するようになった時期で、

「自分では何ができるかわからないけど挑戦してみよう」

という気持ちで参加したのを覚えています。

実際参加してみて、最初のアイディア出し以降は技術的に全く貢献できず、同じチームの現役エンジニアの方がすごくて圧倒されっぱなしでした。

そして、「何もできなかったな〜」という気持ちから「次はもっと頑張りたい」と思いました。

それからこれまでいろんなハッカソンに参加してきました。

賞を受賞できたり、決勝まで進出できたときもあれば、思うようにいかず悔しい思いをしたこともあります。 ただ、どんなハッカソンでもその期間はアドレナリン全開です。そして、成果発表やデモでいろんなチームのや人のプロダクト、作品に触れてとてつもなく刺激を受けることができます。

このようにハッカソンにどっぷりつかれたのも「広島エンジニアハッカソン」のFIRST STEPがあったからだと思います。

さて、前振りが長くなってしまいましたが、今度は私自身がハッカソンを主催、運営する側として「アウトプットする機会」「チームで何かを開発する経験」FIRST STEPとなるようなイベントを企画したいと思ったのがきっかけです。

開催にあたって

企画したい!という思いから開催そして1人で運営までなんとか走りきることができましたが、 私1人の力では開催はおろか、企画倒れで終わってしまったと思います。

結果的にコロナもありオンラインにはなってしまいましたが、当初は学内ハッカソンにしたいと思っていました。

そのため、学内のコンピュータサークルHiCoderさんとチームのCammelには事前に声をかけていました。最終的にconnpassでも募集ページを用意し広島内外合わせて9名の方が参加してくださいました。ありがとうございます!!!

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スライドより抜粋

また、大学起業部の代表をしている後輩に審査員をお願いして、審査員賞として後日開催されるビジコンの参加権をいただけることになりました。

オーディエンス賞としては就活でもお世話になった株式会社ジースタイラス様より受賞チームメンバーそれぞれに好きな技術書1冊を協賛いただきました。

みなさん本当にありがとうございました。

これまで多くのオンラインイベントでDiscordを活用していたので、今回もDiscordを使うことにしました。

事前に以下のチャンネルを用意してチームビルディング会、ハッカソン当日がスムーズに進むように準備を進めました。

  • 「はじめに」チャンネル : Discordの軽い使い方や今回のハッカソンサーバーの各チャンネルの使い方を説明
  • 「タイムスケジュール」チャンネル:チームビルディング会、ハッカソン当日の流れ
  • 「大部屋」チャンネル:メインホールのようなもの
  • 「[id]チーム」チャンネル:各チームのチャンネル

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「はじめに」チャンネル

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「タイムスケジュール」チャンネル

チームビルディング会

さて、「チームビルディング会」という言葉が出てきましたが、いきなりはじめましてからの開発は辛いなと思っていたので

(特に初ハッカソンだとさらに辛い...)

アイディア出しも兼ねてチームビルディング会を開催することにしました。

オンラインでのチームビルディングをスムーズに進めるにはどうすればいいかを考えたときに、

ちょうどコロナによる自粛期間が始まった5月ごろから数回参加をしていた「分散アジャイルチームについて考える会」でのkyon_mmさんのファシリが頭に浮かびました。

distributed-agile-team.connpass.com

このイベントはDiscordとZoomそしてMuralを使ってLTやOST(オープンスペーステクノロジー)を行うイベントだったのですが、

(OSTについてはTAKAKING22のスライドをご参照ください...!!)

はじめにMuralのハンズオンとしてkyonさんが「お立ち台」を用意されていたのを思い出しました。 ハンズオンからの流れがそのままMuralを使うアクティビティにスムーズにつながっていたので、 私も同じように「お立ち台」を用意することにしました。

Cammelのミーティングでは主にMiroを使っていたので今回のチームビルディング会でもMiroを使うことにしました。

まずSTEP1として、付箋を出してテキストを書くことに慣れてもらい

STEP2で「お立ち台」を活用して、自己紹介をしました。

実際に話す人が「お立ち台」に立って(付箋を置いて)自己紹介を行い、他の人がその横に並んで(付箋を並べて)待つというようにして進めました。

「お立ち台」はオンラインでも付箋の場所並ぶという行為で存在を示せるという点でとても優れものだと改めて思いました。 また、付箋の動きや絵文字でリアクションを付けてワイワイしているうちに、Discordがミュートでもだんだん盛り上がっていくのがわかりました。

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Miroのハンズオン

そして、アイディア出し、チーム発表、チームごとにアイディアを具体化というように進めていきました。

ここでの振り返りとして以下をあげます。

  • 良かった点
    • 最悪アイディアが出なかったときのことを考えて予めCammelのミーティングで案を何個か考えておいた
    • (結局使われなかったけどそれで良し)
    • チームビルディング会からの1週間の使い方について参加者に聞いてみた
  • 悪かった点
    • 「キーワードからブレスト」をした後「実際作るもの」を考えましょうという流れにしてしまった
    • その間に「出たアイディアから課題について考えてみよう!」があった方が良かった
    • テーマが「広島大学」... 広島外からの参加者を募っていたにもかかわらず、明らかにアウェーになるようなテーマにしてしまった...

テーマに関しては、広島大学生を必ずチームに含めるようにしてはいたものの、このように差が出るテーマにはするべきではなかったと反省しました。

運よく参加していただいた広島外のお二人は積極的に参加してくださったので本当に救われました。

土日でチームビルディング会、ハッカソンとせずにあえて1週間あけたのは少しでも開発までにチームで交流する時間を増やすためと考えていましたが、その間で開発を進めていいかについては明確に決めてはいませんでした。

なので実際に参加者の意見をそのまま反映することにしました。

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実際に聞いてみたところ...

過半数が開発は1Dayでとのことだったので、ルールをはっきりさせました。

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当日までのルール

実際にハンズオンまでするチームもいたので1週間あけたのはやはり正解でした。

ハッカソン当日

ハッカソン当日は各チームごとに時間を取ってそれぞれのボイスチャンネルにいようかと思っていたんですが、 チームビルディング会と当日までの各チームでのコミュニケーションのおかげか、 どのチームもおおかたスムーズに開発が進んでいました。

そこに甘んじてしまったところもあったので、

反省としては、「初めてのハッカソンを意識してもう少し積極的に各チームのサポートをしても良かったなと思いました。

各チームの成果物

広福 「西条交通確認LINEBot」 github.com

カラス 「食堂メニュー決定アプリ」 github.com

ちゃにまつ太郎 「ひろだいさんぽ」 github.com

広島戦隊和久レンジャーズ「Kinder」 github.com

どのチームも1Dayで作ったとは思えないできのものばかりでした!!!

割と手が空いてしまった運営は何をしていたかというと...

github.com

結果

成果発表後に投票、審査にうつり審査員賞オーディエンス賞が決まりました!!!

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オーディエンス賞

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審査員賞

オーディエンス賞の「ちゃにまつ太郎」のみなさん、審査員賞の「広島戦隊和久レンジャーズ」のみなさんおめでとうございます!!

(表彰状はもちろんDaigoさん...!!ありがとう!!!)

まとめ

ハッカソンを主催、運営してみました。 オンラインそして初めての試みということもあり、大変だと感じることも多かったですが、 学生の今だからこそできることをやれてよかったです!

また、私の「ハッカソンを開催したい」というワガママを聞いて協力してくれたCammelのメンバー、参加者のみなさん、審査協力してくださった起業部のみなさん、協賛企業の株式会社ジースタイラス様、改めて本当にありがとうございました!!

次回があるかは今のとこ未定ですが、前向きに検討したいと思っています!

やったこと

わかったこと

  • 事前チームビルディングからの流れはとても良い
  • 何事も FIRST STEP は大事

次やりたいこと

  • 卒業までに自作キーボード作る
  • 卒業までに3Dプリントする