はじめに
9月2日(金)から9月4日(日)に沖縄本島で開催されたレイトレ合宿8に参加してきました! 今回はレイトレ合宿までの準備と当日の振り返り記事になります。
レイトレ合宿に参加するまで
今回の目標
まずは参加が決まってから今回の目標を決めました。
- Ray Tracing in One Weekendシリーズをベースに進める
- 蛍光現象のレンダリング
学生の頃 Ray Tracing in One Weekendでレイトレ入門したため、 今回は残りの2部作をベースに進めました。
"Ray Tracing in One Weekend"(1週間レイトレ)をやってみた - kugi's notebook
またアドベントカレンダーで書いた蛍光現象を実際にレンダリングするところも目標としました。
制作の過程
制作までの記録をメモ書き程度ですがNotionに残して進捗管理していました。
sprinkle-relative-0fd.notion.site (sppがppsになっていて恥ずかしい...)
レイトレ合宿のポータルページには提出までの残り時間が表示されているのですが、 自分の記録にも記載してモチベーション維持に役立てました。
締め切り駆動開発...!!
レイトレ合宿
私は2日目の9月3日(土)から参加しました。 開催日前日ごろから台風が沖縄に接近していて当日飛行機が飛ぶかわからない状況でしたが、無事現地に到着することができました。 あいにくの天気ではありましたが、沖縄の料理や泊まったホテルは素晴らしかったです!
合宿では「本選」の他に「全日本レイトレ選手権 デノイズ部門」や「セミナー」が開催されました。
私は本選に参加し、セミナーでは自己紹介LTを行いました。
本選
本戦では
フレームレートは10fpsから60fps、長さは3秒以上10秒以下のアニメーションを10分以内にレンダリングする
というレギュレーションのもと提出した作品をAWSのインスタンス上で実行し、参加者全員で互いの作品を10点満点で評価します。
私はFluorSwitchという作品を提出しました。結果としては79ptで16人中13位でした。
今回提出した作品です!
— kugi (@kugi_masa) 2022年9月4日
目標だった蛍光現象は出せたけどノイズが多めになってしまったので来年はデノイズ頑張る!!!💪#レイトレ合宿 pic.twitter.com/F0Vs0oJFa7
蛍光塗料が塗られたボールが転がり、左の壁にあるスイッチを押すことで照明がUVライトに変わり、蛍光現象により緑色に発光するという作品です。
蛍光の表現にはアドカレでも記載したYamamotoらのモデルを用いました。
10分の制限時間の中でどうリソースを使うか試行錯誤して、前半はRGBレンダリング、後半はスペクトラルレンダリングに分けたり、sppを調整したりしましたが、 やはりノイズの残る結果となってしまいました。
ただ、当初立てていた目標は概ね達成することができました。 他の参加者の作品ではOptiXやOIDNを用いてデノイズされていたので、次回はデノイズにも挑戦したいです!
まとめ
今回はレイトレ合宿8について振り返りました。
学びの多い合宿でレイトレをされている方との繋がりができました! 運営の皆さん、参加者の皆さんありがとうございました!
そして何より、自作のレンダラー制作に挑戦できて本当に良かったです。 これからも継続して勉強していきたいと思います!